2004年の「Mixi」に始まり、2010年の映画「Social Network」公開ともに爆発的に増えた、ソーシャルメディア・ユーザー。今後、どんどん増えていくとは思いますが、少し前まで学生の「遊び道具」だったFacebookが、今では大企業のお偉いさんたちがネクタイをしめて、真面目な顔をして戦略を練っていると思うと、少し可笑しく思えます。

 

まだFacebookが誕生して10年弱ですが、企業は数千万円単位の資金をソーシャルメディアにつぎ込み顧客獲得に乗り出しています。それにともない、日本のマーケットだけではなく、Facebook以外のプラットフォームも視野に入れて上で、今後のソーシャルメディアについて考えていきましょう。

まだまだ伸びるソーシャルメディア、でも使っているプラットフォーム、年齢にも注目


フェイスブックのユーザーが増加
発展途上国でのSNSユーザーが急激に増加

Chonicleの記事によれば、2016年に世界で一番Facebookユーザーが多いのはインドで、去年から今年にかけてユーザー数が37.6%伸びています。さらに、インドネシアやメキシコなどの国でも同じような伸びを記録しており、日本のFacebookユーザーが首都から地方に広まりつつあるように、世界のFacebookユーザーも、欧米諸国から日本、そして発展途上国へと急速な広がりを見せています。

2013年の"Worldwide Social Network Users:2013 Forecast and Comparative Estimates"によれば、2013年の終わりには世界中の4人に1人はソーシャルメディアを使ってコミュニケーションを取り、2017年までにソーシャルメディアを使う人口は25億5000万人まで増えるだろうと予測しています。

 

発展途上国ではFacebookを中心にユーザー数がどんどん拡大していますが、先進国(特に欧米の国々)では少し違う動きを見せているようです。欧米ではPinterestとTumblrが12ヶ月間で88%と74%と成長しており、TwitterやLinkedInが40%のユーザー増加を記録しております。

tumblr_タンブラー
自由にカスタマイズ可能なタンブラー

ピンタレスト_pinterest
美しいビジュアル重視のピンタレスト

 

さらに欧米ではソーシャルメディアでコミュニケーションを取るは当たり前になりましたが、現在一番ユーザー数が伸びている年齢層は55歳〜64歳で、さらにLinkedInはソーシャルメディアを使ってリアルなビジネスに繋げたい、年齢層が少し高めの人に人気のようです。

海外でのソーシャルユーザーの伸び


よく、いろいろな企業を回っていると、「海外の国では、ソーシャルマーケティングが盛んなのは分かったけど、でも同じような"公式"が日本に当てはまるか分からないじゃないか」と言われることがあります。確かにそのような懸念点は多少ありますが、現在ではインターネットで「情報」が一斉に広がり、「人々」も国境を超えてどんどん動き回る中で、「日本の市場」や「日本のユーザー数」だけに目を光らせるのではなく、「世界規模の市場」ですべてを考えなければいけません。

世界のフェイスブックユーザー
エジプトではSNSが国全体を動かしました。

そして、仮に今後(2013年11月現在)、日本でFacebookなどのユーザー数がどんどん減っていったとしても、日本企業は新たな市場を求めてどんどん海外に出て行く必要があります。21世紀はアジアの世紀と言われており、アジアの人はPCではなくスマホから使い始めます。2013年、アジアのスマホ成長率は74.1%で、多くの人がFacebookなどのSNSを使い、コミュニケーションを取っています。

 

中国ではFacebookが政府によってブロックされているのにも関わらず9500万人のユーザー、インドは6800万人、そしてブラジルでは4200万人と、このすべてのユーザーを合わせただけでも、アメリカのFacebookユーザー(約一億人)の2倍の規模になります。
インド_フェイスブックユーザー
世界のSNS市場は「これから」動き出す。

今後、どこの海外の市場を行っても、SNSを使って、市場調査をしたりマーケティングをしてユーザーを囲いこむことになります。日本の数字だけに目が行ってしまいがちですが、今までもこれからも世界の「動き」によって、日本のユーザー数や、マーケティングのトレンドが変化していくのです。

まとめ


フェイスブック

少し前までは、海外のSNSユーザーが増えようが、FacebookやTwitter以外のプラットフォームが成長しようがあまり関係ありませんでした。しかし、現在ではSNSのプラットフォーム内でユーザーの奪い合いが激しくなってきており、毎年、もしくは毎月のように新しいSNSプラットフォームが登場しています。

 

さらにそのプラットフォームは、インターネットに載せて一瞬で世界に広がってしまう世の中になりました。日本の市場だけではなく、世界の市場にしっかり目を向けることで、日本だけのガラパゴス情報に惑わされず、SNSの本質を見極められるようになるのではないでしょうか。