最近、あなたはどんな人から影響を受けただろうか?あなたが20代の女性なら加藤ミリヤさん、あなたが30代の男性なら福山雅治さん、もしあなたが経営者なら孫正義さんと答えるかもしれない。僕なら投資家のウォーレン・バフェット氏や起業家のリチャード・ブラウソン氏と答えるだろう。

 

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若者に対して影響力を持つ、加藤ミリヤさん

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多くの経営者に影響を与え、発言がいつも注目を集める孫正義さん

では質問を変えよう。

最近あなたはどのような人に影響を与えただろうか?あなたのFacebookの投稿を見てそのお店に行った、もしくはブログで本のレビューを書き、多くのユーザーがそれに共感して、その本を購入した。いろいろあるのではないでしょうか。 最近になって「KLOUT」というサービスが少しずつではありますが注目を集めています。サービス自体は少し前からありましたが、当時はユーザーの需要とサービスが一致せず、あまり広まりませんでした。

しかし、FacebookやTwitterが人々を繋ぎ、ユーザーがお互いに影響し合う中で、それぞれのユーザーがどれほど影響力を持っているかを数字で表す必要性が出てきました。 なぜなら、その「数字」はこの情報がありふれている世の中で、その情報の価値を示す重要なものになるからです。

 

KLOUT
Web上でのあなたの影響力を数字で表すKLOUT

まだ完璧ではないが、今後間違えなく需要があるサービス


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KLOUTの創業者、Joe Fernandezさん

インターネット上の新しいアルゴリズム


簡単に言えば、「KLOUT」はWeb上のユーザーをランキングするGoogleサーチエンジンのようなものです。Googleは様々なアルゴリズムを使ってあなたが探しているホームページを上位に表示させており、それぞれのホームページにはGoogleが定める0〜10のページランクが定められています。 KLOUTは、Twitter、Facebook、Google+、Linkedin、Wikipedia、そして、Instagaramのデータをもとにあなたのインターネット上のでの影響力を1〜100の数値で示します。

 

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僕のネット上での影響力は40点。まだまだ(笑)

まだ日本語には翻訳されていませんが、最近アメリカで発売された、「KLOUT MATTERS」という本よれば、このKLOUTのスコアにはTwitterのフォロワーやFacebookのファンの人数などはほとんど関係ないそうです。KLOUTの数字が表すものは、「あなたのコンテンツや発言がどれだけ、他のユーザーにアクションを起こさせたか。」 さらにファンとのやり取りや、リツイートされた数など様々な要素がスコアに影響するようです。

 

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100点で最も影響力を持つ歌手のJustin Bieber

孫正義 Klout
孫さんのスコアは73

堀江貴文 klout
堀江さんのスコアは72

最近では東南アジアなどにFacebook広告を出して、見せかけのファンを何万人も集めているページを良く見かけますが、今後、KLOUTのスコアが基準になっていった場合、このような小細工は効果が無くなってきます。(なぜかインドネシアなどFB広告を出す、ものスゴイ数のファンが集まる)

期待も大きいが改善点も多い


このようにインターネット上に新しいアルゴリズムを構築中のKLOUTですが、まだまだ改善点はたくさんあります。一番の問題はインターネットの外の影響力がスコアにあまり反映されていないことです。

例えば、昨日ブログでもご紹介した、新しいSNSのプラットフォーム「Ning」のCEOであり、ネットスケープの創業者でもあるMarc AndreessenさんのKLOUTスコアは42と、ほとんど僕のスコアと変わりません。Marc Andreessenさんはウォール・ストリート・ジャーナルなどにも定期的に記事を投稿していますが、KLOUTのスコアには換算されていないようです。

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まだまだすべてのスコアが正しいとは言えない。

インターネット上で影響力を持つインフルエサーを見方に付けることが21世紀型のマーケティング


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Web上で大きな影響力を持つ勝間和代さん

Web上は広告中心から人中心のマーケティングへ


最近の傾向としてインターネット自体がページ中心の世界から、人が中心の世界に移行しつつあります。ある調査によれば、企業のホームページにある情報を信用すると答えた顧客は58%、動画の広告を信用すると答えた顧客は36%、そしてオンラインのバナー広告を信じる答えた顧客は27%と、人が絡まない情報や広告はどんどん信用されなくなってきています。(KLOUT MATTERS P66ページ参考)

 

スターバックス KLOUT
人が人を繋ぐ企業、スターバックス。ネットでもリアルでも中心は人

それは、オンライン広告が全く効果がないというわけではないですが、今後企業がブランドを構築していく際に、あなたが友人や信頼のおける家族との間に築いているような「人間的」な関係を作っていく必要があります。KLOUT MATTERの著者、Gina Carrさんは次のように述べています。

 

「消費者は今後、ブランドとの"人間的な関係"を求めてくる。ブランドはそれに適した政策をする必要がある。歴史が物語っているように、過去の成功例に寄り添ったやり方をいつまでも続けていると、それは敗北を招くことになります。」

マーケティング KLOUT
もうすでに欧米ではKLOUTスコアはブランディングに使われれいる。

今後、インターネット上で「インフルエンサー」と言われる、影響力を持つ人の発言は、Yahooニュースと同じくらい注目されるのではないでしょうか。従って、企業でもインフルエンサーを味方につけることが、ものすごく重要になってくると同時に、従業員にもFacebookやTwiiterをどんどん使ってもらいKLOUTのスコアを上げていく必要があります。

まとめ


Klout
さぁ、影響を受ける側から、影響を与える側になろう。

人を使ったブランディングやマーケティングは今も昔も変わっていません。今も昔も企業は、芸能人という「人」使って製品やサービスを紹介し、市場に広めていきました。しかし、現在では企業が「インフルエンサー」をお金でコントロールすることは難しいです。インフルエンサーと呼ばれる人たちはいままで培ってきた信用をもとに人から注目されています。もし、企業からお金をもらって宣伝していることが分かったら、彼らは今まで培ってきた信用をすべて失うことになるのです。

まだまだ改善点を多くあり、日本ではまだKLOUTスコアを気にしている人はあまりいませんが、今後、インターネットが「ページ」から「人」に移行する課程で、KLOUTスコアはあなたの影響力を示めす重要な指標になるのではないでしょうか。

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