これだけ、スマートフォンやタブレットが世の中に普及してくると、雑誌や新聞を一切読まないという人も多いのではないでしょうか?

 

私も雑誌はたまに読みますが、最近では新聞は全く読まなくなりました。「フリー」の著者、クリス・アンダーソンは、有益な情報は無料になり、稀少な情報は有料になると言いましたが、現在では紙媒体の雑誌がどんどんウェブ上に移行しています。

エコノミスト_ウェブマガジン
ブランディングに成功しているエコノミスト

今から17年前、Windows 95が発売されて、インターネット普及の真っ只中だった1996年、ビル・ゲイツが言いました。

 

「コンテンツは王様だ!」

ビル・ゲイツが予想した未来


ビル_ゲイツ_コンテンツ_王様
1996年にすでに予測していた。

1996年にビル・ゲイツがマイクロソフト社とは全く関係のないところで発表した記事には、インターネットが、テレビ局や出版社の役目を果たし、良いコンテンツを上げて広告収入を得ることが将来のビジネスモデルになると書かれています。

さらにインターネット上でコンテンツを作る人(ライター、映像クリエイターなど)にはしっかりとお金を払わなければいけないことや、メディアを運営する側は、最初は広告で収益を得るのは苦労するなど、現在のインターネットの姿を17年前から予想していました。

ビル・ゲイツ
2013年、ゲイツが予測が現実化しつつある。

少し前までは検索エンジンの機能がまだまだ不十分だったことや、SEO業者などが、被リンクを大量に張り、特に面白くないサイトや、役に立たないなどでも検索の上位に上がってきましたが、現在では検索エンジンがかなり強化されてきており、17年前にビル・ゲイツが予想した世界に近づいてきています。

今まではブログは暇な人が書くというイメージがあったり、サイトのコンテンツは時間がある時に片手間で更新するような業務でしたが、これからは面白いコンテンツを作る人にはどんどんお金を払う時代がやってくるのではないでしょうか。

紙とウェブは完全に分離する


コンテンツは王様
一歩先を行く海外メディア

現在、日本でも遅れながら、ゲイツが考えていた構造が現実になりつつあります。紙の雑誌があまりパッとしない東洋経済は、ウェブの東洋経済オンラインと紙の東洋経済を完全に分離し、リニューアルからたった8ヶ月で「ビジネス誌系サイトナンバー1」になりました。

東洋経済オンラインの編集長である、佐々木紀彦さんによれば出版業界はまだまだ紙メディアを扱う事業部が力を持っていて、「この記事ウェブで上げていいですか?」と一回一回確認しなければならない状況だったそうです。

東洋経済オンライン
鍵はWebと紙を別けること

そこで佐々木さんが編集長になってまず実行したことは、ウェブ事業部と紙を扱う事業部を完全に別けることでした。そして速報では他の通信社に勝てないと理解した佐々木さんは、「クオリティの高い第2報」を意識し、スピードでは若干遅れる分、新聞にはない分析や独自のストーリーを混ぜることでユーザーを獲得していきました。

東洋経済オンライン
崖っぷちから立ち直った東洋経済オンライン

さらに、「東洋経済オンライン」というメディアを前に出すことはあまりせず、「個」を重視したウェブメディアを作り上げました。これからのメディアは著者のバックグラウンド、経歴、そして、政治的スタンスまで披露した上で、「私はこう思う」と述べる、「個」のメディアが一般的になっていくのは間違えないです。

 

今後のウェブメディアを運営していく上で、東洋経済の成功に学ぶことはかなり多いのではないでしょうか。

まとめ


ビル_ゲイツ_コンテンツ_王様
さぁ、未来のWebへ

ビル・ゲイツが予測したインターネットの未来は、17年経った現在、現実化しつつあります。インターネットが普及したことで、テレビ局や出版社が利益をどんどん失っていますが、この動きはこれからどんどん加速していきます。

東洋経済オンラインのようにしっかりと気合いを入れてやれば、短期間で利益を出せる時代になってきました。これからのウェブマガジンの発展が楽しみです。