SPACEBOYブログ

オムニチャネルマーケティングについて考えるブログ

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9割のブログのPVは5000以下、一ヶ月で18万PVを超えた「2014年式」のアクセス数の上げ方

「spaceboy.jp」を始めて昨年の末でちょうど一ヶ月が経ちました。初月のアクセス数は約18万PV、ユニーク・ユーザーの数は13万人でした。

最初はSNS上でバスが起こることを想定しておらず、目標アクセス数をちょっと控えめに設定してスタートしましたが、33件書いた記事の中の5件がバズを起こし、かなりのアクセス数が伸びました。

アクセス数      186,370PV
ユニーク・ユーザー       130,849人
Spaceboy.jpの記事(33記事)についた「いいね!」の合計 157,727いいね!

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↑Google Analyticsのキャプチャー


従来のコンテンツマーケティングはとにかくコンテンツの「数」を上げて行くことが重要だとされてきました。一時期、僕もとりあえず「数」を重視してコンテンツを作っていたので、「数」を重視することは一概に悪い戦略だとは思いません。

ただ一ヶ月間、メディアを運用してみて気付いたことは、「数」を意識するより「質」を意識したほうが効率が良いのではないかということです。なぜなら、まだSNSが軟弱だった数年前はGoogleの検索画面からキーワードを入力して、あなたのメディアに来てもらうことが普通でしたが、現在7割から8割ほどのユーザーはSNS経由でメディアを消費します。下のキャプチャーを見て下さい。



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↑FacebookやTwitter経由のユーザーが明らかに多いです。


FacebookやTwitterなどソーシャルメディア経由のユーザーがダントツで多いです。このことを考慮すると、コンテンツの数を増やしてSEO経由のユーザーを増やすより、クオリティーの高い記事を書き、SNS経由でインターネット上に広めていく方が効果なのではないでしょうか。

本当にクオリティーが高く、ユーザーを感情的に動かすコンテンツは何もしなくてもSNS経由で自動的に拡散されます。


一ヶ月で12万PV、でも下準備はしっかりしました

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↑PV数は下準備をすることで劇的に伸びる

まずFacebookページを作ろう。


あなたが有名人やメディアの露出が多い人でない限り、ゼロからコンテンツマーケティングを始めて月10万PVを超えるは難しいです。僕はまずFacebook上でファンページを作りました。


そのページに毎日500円の広告費をかけて、webマーケティングに興味があるユーザーを集めます。具体的な方法としては、このFacebookページの中で、少し短めてクオリティーの高いコンテンツをどんどんアップしていきました。それがFacebook内でどんどん広がっていき、1日10人〜20人ぐらいの人がページを押してくれたのです。


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↑クオリティーの高いコンテンツを毎日アップしていきます。


多くの人がブログやコンテンツ・マーケティングを続けることができないのは、最初、ページを見てくれるユーザーがあまりにも少なくモチベーションが続かないことが多いです。ある程度そこは辛抱する必要はありますが、毎日数百円のFacebook広告をかけることで、更新するモチベーションを保つことができれば安いものではないでしょうか。


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↑Facebook広告の管理ページ


現在、ページの「いいね!」をひとつ獲得するのにかかるお金は約50円です。この値段が高いか安いかは別として、一度「いいね!」を押して貰えば毎日定期的にユーザーのウォールに表示されるので、コンテンツを見てもらえる可能性が高くなります。


ユーザーが求めているものを本気で考えよう。

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↑「答え」はそんな簡単に出るものではない。


ただひとつ気を付けなければならないのは、必要以上に多額の広告をFacebookで使うことです。正直なところ、広告費さえかければ、誰でも大量の「いいね!」を獲得することができます。しかし、あなたが注力しなければいけないところは、広告費を大量に使って露出を増やすことではありません。注力しなければいけないところは、コンテンツ「量」なのです。決して、広告費を大量に使って露出を増やすことではありません。

例えば、スターバックスはマーケティングにほとんどお金を使いません。 スターバックスはマーケティングに予算をかけない変わりに、ショップをオープンするロケーションにお金をかけます。このようにユーザーが本当に何を求めているか、自分がユーザーに目線に立って考えてみることが重要です。


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↑渋谷スクランブルにあるスタバ。マーケティングではなく、ロケーションにお金をかける。


メディアのようなマス広告はSNS上では逆効果です。すぐに結果を求めて大量の広告費を投入する企業がよくありますが、そのような企業がSNSの本質を全く理解していません。インターネット上でもリアルの場面でも「人間」や「企業」が信頼されるのには時間がかかります。短期的に資金を投入して露出を増やすことはできますが、そこに「信頼」は絶対に生まれません。

ユーザーにはあなたがいくら広告費かけているかなど、まったく関係のないことなのではないでしょうか。本当にユーザーがほしがっている情報をコンスタントに伝えることで、お金では決して買えない「信頼」を得ることができるのです。

自分がお金を払っても良いと思えるぐらいの情報を無料で提供する

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↑常に自分がどれだけの付加価値を与えているかを考える。


「フリーからお金を生み出す新戦略」の著者で、最近のインターネットビジネスに大きな影響を与えてたクリス・アンダーソンは、「有益な情報は無料になり、稀少な情報は有料になる」と言いました。


僕は3つの有料メルマガを購読しています。堀江貴文さん、佐々木俊尚さん、そして高城剛さん、どのメルマガも1,000円程度ですがものすごく勉強になる内容です。これがアンダーソンが言う、「稀少な情報」です。



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↑「稀少な情報」は有料になる。



あなたが有名人であれば、有料で「稀少な情報」を伝えることができますが、もしこれからコンテンツ・マーケティングを始めるのであれば、あなたがしなければならないのは、「有益な無料の情報」です。


僕はクライアントに、よくこう言います。


「自分がお金を払っても良いと思えるぐらいの情報を無料で提供して下さい。」


アメリカの大学で勉強していた時、よくテスト前になるとレッドブル・ガールが図書館に来てレッドブルを無料で配っていました。200円のレッドブルを無料で貰うことで、貰った側はそこに「価値」を感じます。コンテンツ・マーケティングもこれと同じことで、お金を払っても良いと思われる情報を無料で与えることで、そこに信頼が生まれるのです。


少なくても記事を10個〜20個読む

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↑まずは自分の意見を肯定するための記事をたくさん読む。


今ではインターネットを使えばありとあらゆる情報を手にいれることができます。それは情報を探す側からすれば、ものすごく便利な世の中ですが、情報を発信する側から考えると、多くのコンテンツにまぎれて、自分のコンテンツが見てもらえない可能性が高くなります。


価値あるコンテンツとは、小さなコンテンツをパズルのように組み合わせて作ることによって生まれます。例えば、「早起きは健康に良い」という記事を書こうと思ったとしましょう。


このような時、自分の経験から「こんな風に思うから、みんな早起きをしましょう」と書いても、恐らく自分の周りの人しか記事を見てくれません。自分の意見を肯定するために、インターネット上からあなたの意見をサポートする記事を集めてきましょう。早起きが健康に良いという研究や、早起きをしている著名人などを例に出すことで説得力が増します。


あなたが苦労して情報を集めて来れば来るほど、ユーザーはあなたに信頼を寄せ、その「信頼」はバズとなり、記事をネット上に広めていくのです。


まとめ

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↑記事の内容が一番大事


実際、僕は2010年頃にブログを一時期やっていたことがありましたが、その頃とは状況が大きく変わりました。 SNSが個人のインフラとして発達し、ブログなどの記事を簡単にシェアしたりツイートしたりするシステムが出来上がりました。しかし、SNSが発達すれば、クオリティーの高い記事はどんどんシェアされますが、クオリティーの低い記事は、どんどん埋もれてしまい誰にも見られません。


これからは「数」より「質」の時代です。例えば、最近米国で急成長中のUpworthyというサイトは、記事をネット上に公開する前に最低25個のタイトルを考えて、その中からベストなタイトルを選ぶそうです。


Webマーケティングの仕方も大きく変わり始めました。


「数」より「質」、今年はこだわって行きましょう!


SPACEBOY株式会社 Twitter 

あなたは5年後、間違いなく複数の会社で働くようになる

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最近、Facebookページで職場環境や雇用形態について記事を書くとユーザー反応がものすごく良いです。日本は2005年〜2006年頃に一時的に景気回復したり、現在もアベノミクスの影響などで、景気が上向きではありますが、長いスパンで考えれば「失われた10年」が「失われた20年」にまで拡大しつつあり、政治、経済、そしてビジネスの場においても出口のないダンジョンの中を彷徨っているようです。

「戦後マッカーサーが日本が二度と欧米に逆わないように、日本の教育システムを変えた。」

「日本のメディアが自分たちの都合の良いように国民を操っている。」

「いやただ若者の生き方が変わってきただけだ。」

などなど、色々な議論がありますが、僕はどれもすべて正しいような気がします。ただ僕が20代の若者としてひとつ言えること(いや感じること)は、工業化社会の時代は終わりに近づき、もしかすると「資本主義」でさえも終焉を迎えるのではないかという気がしています。自分が20年後、30年後、親や年配の人と同じような生活をしているとはとても思えません。

20世紀の経営に最も影響を与えたとい言われる、ドラッカーは、「歴史が見たことのない世界がやって来る」と言い残しましたが、現在の世の中は、ドラッカーの予想をはるかに上回るスピードで変化していっています。

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↑20世紀の経営に最も影響を与えたピーター・ドラッカー


今回、柴沼俊一さんと、瀬川明秀さんの「知られざる職種 アグリゲーター 5年後の主役になる生き方」という本を読んで、「働き方の変化」に大きな時代の流れを感じました。

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↑「アグリゲーター」かなり良書!

どんな時代も生き残ることができるのは「変化に対応できる者」だけですが、あなたが本気で「イノベーター」になるのであれば、時代の流れを先取りして行動に移せる、「アーリーアダブター」でなければならないのではないでしょうか。

優秀な人を社内に留めておくのはもったいない。

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↑優秀な社員を外に出して、本当の意味のイノベーションを!


社員を初日から大人扱いします。

「人材」と「人財」という言葉があります。簡単に言えば人材とはコストであり、人財とは資産です。確かに会社によって様々な考え方があると思いますが、社員を人材(コスト)ではなく、人財(資産)と捉えることで、それは「管理するもの」から、「活用する対象」に変わっていきます。


そうなってくると、ものごとの中心は「企業」から「個人」へとシフトしていきます。例えば僕であれば、◯◯株式会社で働いている夏目力というよりは、◯◯会社仕事している夏目力という感じになってくるのではないでしょうか。



"これまで個人にとっての組織は、「属するもの」であった。しかしこれからは、組織は「支援してくれる器」になっていく。" アグリゲーターP47


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↑未来の働き方を推奨するソフトバンク社


極端なことを言えば、企業は社員を今まで子ども扱いしてきました。社員をタイムカードで管理し、部署ごとに部長、課長と席を並べ、無駄話しをしていないかをチャックすることに「時間」を使ってきました。そのような環境の中で、夜遅くまで働いていれば「頑張っている」という評価基準が生まれてきたのではないでしょうか。


現在、アメリカの会社では「社員を初日から、大人扱いします」という企業が増えており、「じゃあ、何時まで働いて下さいね」とか、「君の席はここです」、「有給は何日です」などは一切決めていない企業も多いと聞きます。同じ目標に向かっていく大人同士であれば、ルールで束縛しなくても、目標にコミットして、結果を出すことができるという信頼の元で仕事をしているのです。


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↑新しい時代には新しい働き方を



企業が個人を引き止めておくために

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↑「企業」から「個人」の時代へ

最近、僕の周りでも大手外資系の企業を辞める人が多いです。実力もあって、給料も問題ないはずなのに、自分で小さな会社を作ったり、新卒と同じような給料でベンチャー企業で働いたりしています。日本でもまだまだ「成果報酬」を導入している企業は多いですが、お金でモチベーションを上げる続けるのには限界があるのではないでしょうか。

元アル・ゴア副大統領のスピーチライターを務めた、ダニエル・ピンクさんは「インセンティブ」に関する驚きの実験調査を発表しました。

「人はゲームをする時、掛け金を掛けた方が盛り上がるし、ゲームにも真剣に取り組むはず、というのが常識だった。だが、この実験では、お金を掛けた方が頑張らないという結果が出たそうだ。要は"掛け金が得られるかもしれない”という動機だけでは人は頑張れない生き物だということである。」アグリゲーターP97

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↑ダニエル・ピンクさん

ダニエル・ピンクさんによれば、人間のモチベーションには三段階あります。

モチベーション1.0

生存のための本能的なモチベーション。やりたいか、やりたくないかではなく、やらなければ生きていけないから、頑張るという世界。

モチベーション2.0

飴と鞭、信賞必罰に基づくモチベーション。職場に成果主義、もらえるかもしれない掛け金はこれに当たる。

モチベーション3.0

何かを達成したいとか、社会の役に立ちたいといった個人の中から自然と出てくるモチベーションのことを指す。掛け金のないゲームでもあっても「やりたいからやる」のである。職場に成果主義が導入されていてもいなくても、自分の中に達成したいものがあるから頑張るという世界だ。

Facebookのマークザッカーバーグさんは高校生の時に、「Synapse Media Player」を作って、マイクロソフトから約1億円で買いたいとオファーがありましたが、サービスは世の中の人に自由に使ってもらいたいという想いから、オファーを断りました。このことを考えると、ザッカーバーグさんは高校生の時に、モチベーション3.0に達っしていたことが分かります。

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↑これからは間違えなくモチベーション3.0の人が成功する時代


↑ザッカーバーグさんを知る上で非常に面白い動画。「天才マーク・ザッカーバーグはこうして育てられた。」

企業が優秀な人を社内に留めていくためには、個人を飽きさせず、成長機会を与え続ける必要があります。実際、優秀な「人財」は企業に属さなくても、自分の力で仕事を作っていける能力を持っている人たちがほとんどでなので、企業はその「人財」を社内に留めておくために色々と工夫しなければなりません。

今後、「個人」と「企業」がお互いをしっかり評価し続けることで、「イノベーション」を起こすキッカケが作られ、他社の優秀な人財をサークルの中に巻き込むことで、日本社会を動かすような「イノベーション」が起こせるのではないでしょうか。

世の中の1対6対3の仕組み

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この「アグリゲーター」という本によれば、世の中の労働者は1対6対3の仕組みの中で分けることができるそうです。


一割に当てはまる「スーパーノマド」 「グローバルエリート」


この一割に当てはまる人達はどんな仕事でも一人でこなせて、どんな環境でも働けて、組織に依存しない人たちです。経済的にも能力的にも個人で完全武装しており、社会がどう変わろうともたった一人で生きていけるような人たちのことを指します。


三割に当てはまる「20世紀の生き方を維持する人たち」



この三割に属する人たちはある意味「恵まれている人たち」で、変化していく個人、変化していく社会の中にあってもわずかに残る、変わらない安定した部分で生きている人たちのことを指します。イメージとしては、小さな街にある小さな飲食店。毎日、ある時間になると、常連客がやってきて、食事をして帰っていく。それが毎日繰り返される。このような店は、変化のない環境を提供し続けることで、自分自身の生活を維持していきます。


一割と三割に属さない「変わりたい六割」


「一割」と「三割」に属さない、六割の人たちは、「独立」ではなく「自立した個人」として所属する会社組織、そして社会という器をうまく活用して生きていく人たちです。ここに当てはまる人たちは、会社に所属しながらも、自分の強みにフォーカスし、成果を出すことに集中しながら生きていく人たちです。


まず最初に「一割」の人たちが変わっていくことで、「六割」の人たちも変わっていく。そして動き出した「六割」の人たちを最大限に活かす環境を作るために、企業も変わっていく必要があるのです。


まとめ

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↑未来学者のジャック・アタリ氏


未来学者であり、大統領の特別補佐官まで務めたジャック・アタリは「東京」という都市について興味深いこと述べています。


「(東京は)世界に通用する普遍的な価値を創造する力が弱く、日本人は、個人の自由に対する意思が弱いため、結果的に、活発的に活動できる場所がない。」アグリゲーターP96


僕たちは永遠には生きられない。でも都市は存続する。その時代に生きる人たちが投資をしたり、自分の経験や良いアイデアを文化として残していかなければ、東京という都市は消滅し、日本という国自体が無くなってしまうかもしれません。


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↑都市が永続していくためには



今後、都市が永続していくために、個人と企業との間で人々が多様性を求め合い、活発に活動できる場所を今すぐ作る必要があります。


20世紀の工業時代モデルで生き残れる人も少なからずいますが、恐らくそれはあなたが望んだ未来ではないのではないでしょうか。


※今回の記事は「知られざる職種 アグリゲーター 5年後の主役になる生き方」という本を参考にしました。非常に興味深い本ですので、是非読んでみて下さい。



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「海外のWebマーケティング予測2014」を22記事読んでまとめてた、「日本最先端のWebマーケティング予測2014」

毎年この時期になると、どのメディアも来年の「業界予想」の記事を出し始めます。Webマーケティングやソーシャルメディアの場合は、欧米の方が1年半〜2年ほど進んでおり、日本のメディアが出す記事と欧米を見比べて、その「ギャップ」をしっかり理解することでビジネスチャンスが生まれるのではないでしょうか。

僕は「2014年は◯◯の年だ!」というように、世の中の流れを「1年単位」で考えることはあまり好きではありませんが、欧米のメディアでは来年の業界の動きを予測する興味深い記事がたくさん出てきます。

HootSourceの記事によれば、2014年には「ソーシャルメディア担当」という人は会社から居なくなるそうです。それはソーシャルメディア・マーケティングが無くなるという意味ではなく(むしろどんどん伸びていく)、会社の社員一人一人がFacebookやTwitterを使って、情報を発信し、ブランディングしていく時代がやってくるという意味です。

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↑SNSは社員ひとりひとりの仕事


実際に「ソーシャルメディア・マネジャー」というポディションの仕事は年々少なくなっており、QUARTZというメディアは、「さよなら! ソーシャルメディア担当さん、ツイートは社員みんなの仕事だよ!」という記事を出しています。

さらに、欧米のメディアの多くが、「SNS内の有料広告の増加」、「FacebookよりもTwitter」そして、「コンテンツマーケティング」など、2014年のWebマーケティング戦略を考える上で、いろいろなヒントを上げているので一つ一つ見ていきましょう。


もう投稿はお金をかけないと、ユーザーに投稿は見てもらえない

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↑ソーシャルメディア広告は2017年までに110億ドルに成長する。


Facebookがフィードのアルゴリズムを変更したことで、広告らしき投稿や内容の薄い投稿はどんどんフィードに表示されなくなります。さらに、Twitterは上場したことで、広告を出して利益を出さなければなりませし、Google+も広告をスタートさせました。もうソーシャルメディアの中で無料で宣伝できるというフレーズが終わりつつあります。


2014年、多くの企業はSNSの費用対効果を本気で考えなければなりません。最近まで大して意味のない投稿をしていても、広告をかければファンはある程度集まりましたが、今後は「ゲームのルール」がもっともっと難しくなります。Facebookは次のように説明しています。


「Facebookのニュースフィードへの表示され方は常に変更されている。Facebook内でユーザーが常に意味のある体験ができるように、常に私たちは改善し続けているのです。」


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↑常に細かいアルゴリズムの変更を行うFacebook Team


しっかりとユーザーに価値を与えるコンテンツを配信していれば、お金をかける必要はないかもしれませんが、もしあなたの投稿を見るユーザーがファン全体の1%〜2%の場合は、間違なく広告をかけないと、投稿は見てもらえないようになってきます。


本当の意味で長期的にファンとしっかりコミュニケーションを取っていかなければなりません。

Twitter、Twitter、Twitter、そしてGoogle+

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↑果たしてこの「進化論」は正しいのか?

最近、僕は高校を卒業したばかりの子たちと話す機会があるのですが、FacebookよりもTwitterをメインで使っていような気がします。これはアメリカも同じ傾向にあり、10代、20代の若者たちはfacebookからもっと簡潔にやり取りができる、twitterやsnapchatにシフトしています。

ある記事によれば、twitterには"real people"(本物の人達)が集まっている傾向が高く、マーケターやアーティストにとっては非常にに使いやすいプラットフォームになっているようです。

ハッシュタグを使って興味のある人たちを即座に見つけることができ、上場を果たしたことで、Twitter内でターゲットを絞った広告も出せるようになってきます。

さらにTwitterは今年、facebookを抑えてアメリカで一番働きがいのある会社に選ばれています。2013年に上場は果たしたし、豊富な資金や人材も集まりつつあるTwitterが2014年、ついに本気を出すようです。


↑Twitterの働きやすさを伝える動画。非常に興味深い。

Twitterと並行して、2014年、米国のメディア内で注目を集めているのがGoogle+です。Google+のアカウントがSEO対策に有利になるのは以前の記事でお伝えしましたが、少し前に導入された新しいアルゴリズム、HummingbirdやGoogle Hangoutの機能がwebマーケティングをする上で非常に重要になってきます。あるメディアでは2014年はGoogle+にとって非常にに重要な年になるだろうと予測しています。



コンテンツ・マーケティング

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↑「コンテンツは王様」ビル・ゲイツはすで15年前に予測していた。


現在も、コンテンツはインターネット上にどんどん増えてきていますが、2014年、コンテンツはもっともっと増えます。コンテンツが増えるということは、あなたの企業はもっと質の高くて、エンターテイメント性のあるコンテンツを作らなければ、ユーザーに見てもらえないということになります。


さらに、コンテンツを定期的に発信して、ユーザーを囲っていくための「オンドメディア」を作っていく必要があります。米国のメディアでは、今年中にマイクロソフトは1社、もしくは2社のメディアを買収するのではないかという予測が出ています。もう大手企業でさえも、どこかのメディアに情報を流すのではなく、自社メディアを持って、ユーザーを囲っていく時代にシフトしつつあります。日本でもCMO(マーケティング責任者)という役職をようやく、置くようになってきましたが、アメリカではその先を行くCCO(Cheif Content Offier/コンテンツ責任者)を置く企業が増えてきました。


ただ、文章を書いたり、動画を作ったりコンテンツを日々作り続けるのは簡単ではありません。僕が毎日コンテンツを作っていて思うことですが、本当の意味でユーザーに価値を与えるコンテンツを作るのは簡単なことではありません。そのため、アメリカでは数年前から「TextBroker」というサイトがあり、外部のライターがクオリティーの高い記事を書いてくれるサービスにも需要が出てきています。


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↑クオリティーの高いコンテンツ作成者を探すサイト「Text Broker」


ライターのBrian Clarkさんは、今後はライターがインターネットビジネスの主流になるだろうという記事を書きました。先ほどGoogle+が今後重要になるのではないかというポイントを指摘しましたが、Googleは「Author Rank」という新しいアルゴリズムを追加し、「コンテンツの作成者は誰か」という所に重点を置きはじめています。Brian Clarkさんは次のように述べています。


「コンテンツマーケティングが流行し、何千人ものライターが自身の運命をコントロールできるようになる。社内のスタッフやフリーランサーとしてではなく、コンサルティング会社やマーケティング代理店のオーナーになるだろう。」


「ようやく世の中が追いついてきた。世の中があなたに追いついて来たのだ。」


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↑ライターのBrian Clarkさん


2014年、一方的な売り込み、見た人を騙すような広告、中身のないようなコピーライティングなどの効果はどんどん落ちていきます。まず、どうしたら、コンバージョンを増やせるかではなく、どうしたらユーザーが喜んでくれるか、もしくは「付加価値」を感じてくれるかを考えてマーケティングすることが、2014年の成功の方程式なのかもしれません。



まとめ


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↑海外の事実を受け止めるか、受け止めないかはあたな次第。


今回、米国の情報を元に2014年のトレンドをまとめてみましたが、Google+や「投稿はお金をかけないとユーザーに見てもらえない」など、まだまだピンとこない方も多かったのではないでしょうか。時代が進めば進むほど、インターネットはあなたにとってもっと身近なものになってきます。


冒頭でもお伝えしたように、ソーシャルメディアは「ソーシャルメディア担当」の仕事ではなくなり、社員一人一人が自分名前の元で企業やサービスをブランディングしていく時代にシフトしていきます。

昨日ある大手企業のソーシャルメディア担当の方とお話をして、「いやいや夏目さん、FacebookやTwitterを使って社員に自由に発言させるなんて、うちの会社では無理ですよ。」 と言っていましたが、社員が中から発信しても、しなくても、企業はもう何も隠せない時代がやってきます。

ソーシャルメディアも、コンテンツマーケティングもそうですが、結果出るまでに物凄く時間がかかります。週間ダイヤモンドなどが「次は◯◯の時代だ!」と特集を組んでから始めたのでは遅いのです。インターネットの多くのサービスには先行者メリットがあり、早く始めて、そのサービスに使い慣れておくことが大切です。


昔、ソフトバンクの孫正義さんはアメリカで流行ったサービスを日本に持ってきて、日本の市場を開拓するという「タイムマシーン経営」していました。多くの人はインターネットがこれだけ広がった中で、それはもう通じないだろうと言いますが、僕はそうは思いません。少し前にVineというショートムービーを共有するサービスが流行りましたが、アメリカではいち早くサービスを使い始めた先行者たちが短期間で利益を上げることに成功しています。

海外のトレンドにピンとこない方はある意味チャンスなのかもしれません。あなたがピンときていないということは、周りもピンときていない可能性が高いのですから。


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